先日行われた令和6年度 静岡県清酒鑑評会の出品酒のきき酒会が行われました。
まずは全体の流れや作業について、ミーティング。すみやかに支度の作業が捗ります。
きき酒をするにあたり、器にほこりや余計なものが付いてないように、「共洗い(ともあらい)」します。
共洗いは実は化学用語で「溶液が変化しないように容器内部を分析対象の液体を用いて洗浄する」作業です。
今回の場合はつまり、出品酒で器をゆすぐ作業になります。ゆすいで、棄てます。お好きな方にはもったいない!と言われそうですが、雑味を避けるためには必要な作業なのです。
今回のきき酒は、3部制。第1部は、関係者のみのきき酒で、審査の得点順に並べています。
第2部・第3部は、一般の方が参加できる有料でのきき酒会で、東中西のエリア別に分けられています。
月曜日の昼間の開催にもかかわらず、一般公開の前半の部には約100名、後半の部には約120名の方が足を運んでくださいました。
たくさんの方にご来場いただきましたので、会場を開けるまえに望月会長から皆様へご挨拶させていただきました。
きき酒はスポイトで吸い上げたお酒をカップに移して味わうルールです。1回分は少量でも、本数がかなりありますから(19場51本)全部を試したらかなりの量になります。
両方の部に参加された猛者もいらっしゃいました。きき酒会は盛況のうちに終了しました。