牧野酒造合資会社

銘柄酒/「白糸」「富士山」
酒造りの伝統を守り伝える
老舗蔵元の自負と決意
冬、富士山からの乾いた冷たい風が吹き下ろす富士宮市の上野地区。ここは鎌倉時代、日蓮上人から「上野賢人殿」と称賛された南条時光が地頭として治めていた土地です。今も日蓮宗の大寺が点在し、古くから拓けた土地であったことがうかがえます。寛保3年(1743年)以来、上野地区で酒蔵を営む牧野酒造は、創業270余年の老舗です。同じく上野地区で創業した富士正酒造が、標高900メートル以上の朝霧高原に醸造蔵を移転した今、牧野酒造は上野地区唯一の酒蔵となりました。「ここ上野の里は水の豊かな土地で、年間を通して13度前後の水が湧きだしています。この水があったからこそ酒造りを始められたのでしょう。」と、牧野酒造9代目の当主となる、牧野利一社長が話してくれました。牧野酒造の仕込み水は、100%富士山の伏流水。この清冽な水で、酒造りに使用する米の全量を丁寧に手洗いしています。「手で米を洗うのは時間も手間もかかりますが、手洗いで丁寧に徹底的に糠を洗い流すのがうちの流儀です。」牧野酒造は100年以上に渡り、石川県の能登杜氏組合から杜氏を招き、日本の文化である酒造りの伝統を絶やさぬ酒造りを行っています。蔵風景は富士宮市景観賞最優秀賞に輝きました。蔵は富士宮市景観重要建造物にも指定されております。
能登杜氏が造る酔いざめ爽やかな酒
去年より美味い酒をの想いを込めて
各地で酒造りの技を磨いてきた杜氏集団は、それぞれ門外不出の秘伝を有していました。科学的な分析手法や菌培養、発酵などの高度な知識のなかった時代、秘伝の勘所や蓄積された酒造りの経験値が、大きな役割を担ったであろうことは想像に難くありません。しかし、そうした杜氏集団の伝統も消滅の危機を迎えています。「酒造会社には企業と言い切ってしまうと、割り切れない部分が出て来てしまいます。それは、杜氏や蔵人による酒造りの伝統文化を守るという役割です。」「酒造会社の全てが自社杜氏となってしまったら、各地の伝統的な杜氏集団が廃れてしまいます。勿論、経費など諸々を考えれば、自社内だけで全て賄えるのは効率的です。でも効率だけを考えればいいのか、と。うちは酒造りの伝統を担う役割を守り続けていきたいと考えています。」そう穏やかに語る牧野社長からは、古くから伝えられてきた文化を守るという、自負と決意が感じられます。そうしたお考えの蔵元ですが、その酒造りの現場は、作業効率を考えた非常に合理的な設計となっています。エレベーターで酒米を最上階に上げ、洗米、蒸米、放冷、麹造り、酒母造り、醸造、搾りといった工程が、高い階から低い階へと順番に配置されています。人手で運ぶという労力を省くとともに、酒米に掛かる無理な力を極力減らす工夫がされているそうです。以前、長く牧野酒造の酒造りを指揮し、数年前に急逝された、能登流の宮脇定雄杜氏にお話をうかがったところ「呑んで体に優しいお酒を目指しています。酒造りに対しては『毎年が1年生』という初心を忘れず、子供を育てるように丁寧に、去年より旨いと言っていただけるお酒を目指しています。」と話してくれたのを思い出します。後継の半崎征勝杜氏も引退し、その後新進気鋭の若手、髙田賢一杜氏が能登流仕込みの、牧野酒造らしい丁寧な酒造りに取り組んでいます。

主要銘柄

品名:特別純米酒 富士山 春
米(精米歩合): 五百万石
酵母:
日本酒度:+4
酸度:1.2

季節のうつろいと共にその表情を変えていく富士山。お酒もまた季節と共に熟成され味を変化させていきます。冬、厳選された酒造好適米と富士山の名水だけを使用して、杜氏が精魂込めて仕込んだお酒を低温熟成させました。春、夏、秋と季節ごとの味の変化を楽しんでいただけるよう、特別純米酒「富士山」は春…《萌ゆる生一本》、夏…《炎える生一本》、秋…《冴える生一本》と3回に分けて蔵出ししてまいります。どうぞ、味わいの変化を十分ご賞味ください。

品名:特別純米酒 富士山 夏
米(精米歩合):五百万石
酵母:
日本酒度:+4
酸度:1.2

季節のうつろいと共にその表情を変えていく富士山。お酒もまた季節と共に熟成され味を変化させていきます。冬、厳選された酒造好適米と富士山の名水だけを使用して、杜氏が精魂込めて仕込んだお酒を低温熟成させました。春、夏、秋と季節ごとの味の変化を楽しんでいただけるよう、特別純米酒「富士山」は春…《萌ゆる生一本》、夏…《炎える生一本》、秋…《冴える生一本》と3回に分けて蔵出ししてまいります。どうぞ、味わいの変化を十分ご賞味ください。

品名:特別純米酒 富士山 秋
米(精米歩合):五百万石
酵母:
日本酒度:+4
酸度:1.2

季節のうつろいと共にその表情を変えていく富士山。お酒もまた季節と共に熟成され味を変化させていきます。冬、厳選された酒造好適米と富士山の名水だけを使用して、杜氏が精魂込めて仕込んだお酒を低温熟成させました。春、夏、秋と季節ごとの味の変化を楽しんでいただけるよう、特別純米酒「富士山」は春…《萌ゆる生一本》、夏…《炎える生一本》、秋…《冴える生一本》と3回に分けて蔵出ししてまいります。どうぞ、味わいの変化を十分ご賞味ください。

品名:富士山
米(精米歩合):
酵母:
日本酒度:
酸度:

品名:特別純米酒 富士山
米(精米歩合):山田錦五百万石(60%)
酵母:
日本酒度:+4
酸度:1.1
平成に登場した特別純米酒。まろやかな味わいはお料理にも合わせやすく女性に好評です。
品名:純米吟醸 富士山
米(精米歩合):山田錦五百万石(60%)
酵母:
日本酒度:+5
酸度:1.0
昭和の時代から、ご贈答に喜ばれる定番酒。落ちついた味わいの純米吟醸。
品名:白糸の原酒
米(精米歩合):五百万石(70%)
酵母:協会701号
日本酒度:+7
酸度:1.4
昭和の時代からの富士宮の地酒「白糸の原酒」。20度の酒は、地元の原酒の先駆けとして飲まれてきました。今でも、原酒はコレという方に応えるべく造っています。
品名:上撰 白糸
米(精米歩合):五百万石(70%)
酵母:
日本酒度:+7
酸度:1.1
牧野酒造の昔ながらの原点の酒。安心して飲める丁寧に醸し出された味わい深い普通酒です。

品名:白糸の原酒
米(精米歩合):五百万石(70%)
酵母:協会701号
日本酒度:+5
酸度:1.6

品名:白糸
米(精米歩合):
酵母:
日本酒度:
酸度:

会社概要
社 名:牧野酒造合資会社
住 所:富士宮市下条1037
連絡先:TEL. 0544-58-1188 FAX. 0544-58-5778
代表者:牧 野 利 一
杜 氏:髙 田 賢 一
創 業:寛保3年(1743年)
最寄駅:身延線富士宮駅から車で約20分。
見 学:要事前連絡
http://makino-shuzo.com/