いい酒、未だ分からず・・・自分が満足できる酒を造りたい。
▲釜場付近から蔵内を撮影。仕込み前の時期のため、ほとんどの設備にシートがかけられている。
──社長が杜氏になられて、いきなり鑑評会で良い成績をとられているのですね。すごい賞状の数です。
そうですね。平成11年から全国新酒鑑評会においては、平成13、14、17、18年金賞、平成15、16、19年・・・と7年連続入賞以上の成績を収めています。ほっとしたというか・・・。杜氏がいないから、人が少ないからといって「品質が落ちた」と言われたくないですからね(笑)。
──社長のお酒造りに対するお気持ちをお聞かせください。
そうですね。造っても造っても「いい酒」っていうのが分からないですね。奥が深いというか。嗜好品といってしまえばそれまでなんですが・・・。
だから、自分自身がその都度納得できる酒を造っていきたい。逆に言うと、自分が納得できるような酒を追い続ける、それが「いい酒」に繋がるのではないですか。
──ありがとうございました。
(取材日:2007年8月21日)