静岡の地酒「静岡県酒造組合」 富士山、天城山地、南アルプスの名水で醸す静岡の地酒を蔵元情報と共にご紹介。日本酒の良さ、日本酒文化を多くの方に伝えたい。
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静岡県の酒蔵会社と蔵元の紹介

しずおか酒造りの風景


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インターナショナル・サケ・チャレンジ
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日本酒で乾杯推進会議
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▲黒い壁板と白い漆喰のコントラストが美しい。

株式会社土井酒造場(1)

住所/掛川市小貫633
銘柄酒/「開運」
≫所在地

 6月の末。緑の田に囲まれた山裾に建つ土井酒造場を訪ねた。明治に建てられた蔵が残る建物群が、歴史の風格を感じさせる。しかし、その屋内には新型の酒造設備が収まり、伝統だけに甘んじることのない、進取の気概が見て取れる。
 明治5年創業の蔵元として、当代で4代目となる土井清あき社長は、酵母の自家培養まで自分で手がける学究肌の蔵元。また、静岡県酒造組合の会長としての重責も担い、静岡地酒の発展に尽力されている。土井酒造場の酒造りについて聞いた。

万人に受ける酒より、自分たちが旨いと思える酒を造る。


▲土井清あき社長。手に持つのは明治初期まで遠州の蔵元「かごのはな」で造られていた「花の香」を復活させたもの。「かごのはな」の子孫で東京学芸大学学長の鷲山恭彦氏の要請により土井酒造場が100%静岡県産米で復活させた。

──一見すると、白い漆喰と黒い板壁の古い建物なのですが、その中に一歩入ると最新の精米機や、冷気ダクトのついた放冷機といったピカピカの設備が並んでいて、なにか不思議な雰囲気です(笑)。古いものと新しいものが同居しているというか。

 そうですか(笑)。やはり機械は新しい方が、性能はいいですからね。

──精米機のロール(米の表面を研磨する部品)も陶磁器で有名なノリタケ製で、世界最大サイズとのことでしたが。

 精米は大きなロールでゆっくり磨かないと、米粒が割れやすいのです。それと、あまり激しく磨くと、ロールとの摩擦熱で米自体の温度が上がってしまいます。これは酒の味に即影響しますので、精米には気を遣います。他の設備もそうですが、良い酒を造るために効果的と思えるものは、積極的に取り入れるようにしています。
 また、環境を守るために、洗米時の排水なども、全て浄化設備に集まるようになっています。

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