静岡の地酒「静岡県酒造組合」 富士山、天城山地、南アルプスの名水で醸す静岡の地酒を蔵元情報と共にご紹介。日本酒の良さ、日本酒文化を多くの方に伝えたい。
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静岡県の酒蔵会社と蔵元の紹介

しずおか酒造りの風景


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インターナショナル・サケ・チャレンジ
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第11回 静岡県地酒まつりin東京

第22回 静岡県地酒まつりin静岡

日本酒で乾杯推進会議
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静岡平喜酒造株式会社(2)

平成24年11月、静岡平喜酒造での酒造りが始まる。

――あらためてのお話になりますが、静岡の地で酒造りを始められた訳は。

 私どもの会社は明治時代から掛川で酒造りを始め、静岡市内でも羽鳥や稲川で酒造りを行っていました。ただ、昔の技術や設備では、温暖な静岡での酒造りに限界があったのも事実です。また、当時の静岡では質の良い米の確保がとても大変でした。そこで、1967年に静岡よりもお酒造りに適した気候で、しかも米の産地でもある岡山県へと酒造りの拠点を移しました。岡山は酒どころ兵庫・広島に挟まれ、酒造りが盛んな土地でした。

――なるほど、より酒造りに適した土地で、良い酒を造りたいという事だったのですね。

 そうです。ですから酒造りの条件さえ整えば、いずれ静岡での酒造りを再開したいという想いは、ずっと当社の中にありました。今、酒造りの技術や設備の性能も向上したことに加え、静岡県オリジナル酒米の「誉富士」の栽培も始まりました。いよいよ、静岡での酒造りの条件が整ってきたと。そこで、酒造免許の取得に向けて準備を始めました。もちろん、酒造免許の取得は簡単ではありませんが、今回、ちょうどいろいろな条件がそろって、昨年、無事に免許を取得できました。

――長年の念願がかなってという事ですが、蔵の設備からもその意気込みを強く感じました。私、新品のサーマルタンク(*)が8本も並ぶ光景は初めてです。

 小さなタンクですから、1回に多くのお酒を造ることはできません。でも、静岡のお酒はフレッシュさに特徴がありますので、暑い夏以外はお酒を造り続け、常に造りたてのフレッシュなお酒を出荷するということも可能です。それはもちろん、お酒の売れ行きにもよる訳ですが。ただ実際、岡山の平喜酒造では9月から5月にかけて酒造りを行っていますので、静岡でも夏以外の3季醸造は十分に可能だと思っています。
(*)サーマルタンクとは、タンク内の温度調整をコンピューター制御可能な、冷蔵能力を有するタンク。醪(もろみ)の温度管理や、搾ったお酒の冷蔵貯蔵にも利用される。

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